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船場センタービルを先輩がご案内。 教えて、センバイ。 vol.1 ~ライター/デザイナー/ディレクター 松本賢志 篇~

2019.09.30

松本賢志(まつもとたかし)

50年の歴史を持つ船場センタービルの魅力を伝えるには、先輩の力が必要不可欠。
てなわけで、船場センタービルの先輩をセンバイと称し、ええ店をご紹介いただく連載がスタート。
第1回は、アパレル時代に船場センタービルへ頻繁に訪れていたという、松本賢志さんのオススメをご紹介いただきました!

松本賢志(まつもとたかし)

大阪府生まれ。ライター、デザイナー、ディレクター。アパレルブランド[WAREHOUSE]を経て独立。月刊誌『Meets Regional』での執筆や、日本酒イベント『愛酒でいと』のポスター&グッズデザイン、アパレルブランド[BRU NA BOINNE]のルックブックのディレクション……と、活動は多岐にわたる。自他共に認める、呑兵衛ゆえ街場の酒場情報にも明るい。

大阪ライクな商売人が営む、一級品揃いのテキスタイルショップ。

快く出迎えてくれたのは青木社長。松本さん曰く、トークも見た目も20年前から全く変わらないそうだ。

快く出迎えてくれたのは青木社長。松本さん曰く、トークも見た目も20年前から全く変わらないそうだ。

1軒目に案内してくれたのは、トークが冴える社長が営む生地屋の[青木テキスタイル]。
コチラのお店は、松本さんがアパレルブランド[WAREHOUSE]時代に取引があったお店で、独立後も「社長元気にしてはるかな?」と、思い出すこともしばしばあったそうだ。この日も「あんた、松本はんやないか〜!えらい久しぶりでっしゃな〜お元気でっか?」と、コテコテの関西弁トークが炸裂。

松本さんが在籍していた頃の[WAREHOUSE]のポスター。

松本さんが在籍していた頃の[WAREHOUSE]のポスター。

「そういえば、まだ飾ってまんがな。これ、かっこいいでっしゃろ?」と、青木社長が見せてくれたのは、20年前の[WAREHOUSE]のポスター。松本さんの在籍当時は、ごっつい自転車にデニム生地を何本も乗せて配達していた姿が印象的だったそうだが、現在も当時と同じ自転車で取引先に自ら配達を行っているそうだ。

「デニムの生地、見さして下さいよ〜」と、松本さんが言うと、青木社長が軒先へと案内してくれた。

「デニムの生地、見さして下さいよ〜」と、松本さんが言うと、青木社長が軒先へと案内してくれた。

「やっぱりデニムは赤耳やないと、あかんよな」と、笑う青木社長。[青木テキスタイル]は卸し売りがメインだが、小売も可能。軒先には、高級ブランドが使うようなデニム生地も小ロットから販売中ゆえ、訪れた際はディグってみる価値アリ!

オリジナルもお手の物。9号館の老舗マネキン屋。

大小さまざまなマネキンがズラリ。

大小さまざまなマネキンがズラリ。

続いて訪れたのは、9号館の二階に居を構える、アパレル什器専門店の[丸善マネキン]。コチラのお店は松本さんが展示会シーズンに「そういえば、船場センタービルにマネキン屋があったよなぁ〜」と、飛び込みで訪れたことがきっかけだそう。それから、マネキンやハンガーなどのレンタルはもちろん、オリジナルグッズの製造や、特注ハンガーの制作などでお世話になっていたのだとか。

出迎えてくれたのは、3代目社長。

出迎えてくれたのは、3代目社長。

松本さんが取引でお世話になっていた、営業部長の前田さんは10年程前にガンで他界。現在は営業の窓口なども3代目社長が勤めている。「覚えていますよ。いろんなオリジナル商品をオーダーしていただいて。当時は不良品が出たら困るからって、ストックを持つのが主流で。だから、[WAREHOUSE]さんから受注したオリジナル商品は今でも全部残っているんですよ」と、3代目社長。

「あ!これ!」と、驚く松本さん。[WAREHOUSE]でオーダーしたグッズが店内に。

「あ!これ!」と、驚く松本さん。
[WAREHOUSE]でオーダーしたグッズが店内に。

言葉の通り、オリジナルグッズとして販売していたフィギアが応接室に鎮座。「こんなの、残っているなんて思いませんでした。いや〜懐かしいッ」と、松本さん。およそ20年前に販売と同時に完売した商品ゆえ、お目にかかるのも久しぶりだったそうだ。現在は、ハンガーやマネキンなどの什器レンタルと販売がメインだが、オリジナルマネキンの製造も可能。会社の創立記念やショップのオープン記念にオーダーしてみてはいかが?

元・スイスホテル総料理長が作る。長崎名物・トルコライス。

大阪では珍しい「長崎トルコライスの店」の暖簾が目印。

大阪では珍しい「長崎トルコライスの店」の暖簾が目印。

元・スイスホテルの総料理長を務めた店主の福本さんが独立。およそ7年前に心斎橋・アメ村に一号店をオープン(現在は閉店)。それから2年後に、船場センタービルに2号店をオープン。昼時には行列が出来るほどの繁盛店。松本さんが洋食ふくもとを知ったのは雑誌で「トルコライス」を掘り下げる企画の執筆を担当をしたとき。暖簾の文字に惹かれて来店し、幾度となく足を運んでいるそうだ。

一皿でいくつもの料理が味わえる、夢のプレート。

一皿でいくつもの料理が味わえる、夢のプレート。

デミソースがたっぷりかかったとんかつ、ピラフとパスタに加えてサラダまでが一皿で味わえるトルコライス。一見、重たそうな出で立ちだが「一口食べて旨い料理」ではなく「最後まで味わってこそ旨い料理」が、コンセプトゆえ、味付けは控えめでクドさはゼロ。女性客からも熱い支持を受けるというのにも納得の一皿だ。

「その辺の喫茶店とは、腕がちゃいますからな〜」と、笑う店主の福本さん。

「その辺の喫茶店とは、腕がちゃいますからな〜」と、
笑う店主の福本さん。

船場センタービルに店を構えてすぐは「界隈の店と比べて値段が高いことから苦戦した」と、語る店主の福本さん。が、確かな技術とクオリティが口コミで広がり、現在は繁盛店へと昇華した。大阪でトルコライスが食える店はそう多くない。船場センタービルへ訪れたなら、行ってみない手はないですゾ!

第1回は、松本賢志さんにデニムがウリの生地屋、マネキンやハンガーなどの什器専門店、有名シェフが営む洋食店……と、船場センタービルならではの濃い〜3軒をご紹介いただきました。いやはや、入居店数800軒の手数は伊達じゃない。ええ店ばかりで感動しきりです。第2回の連載では、どんなセンバイがどんなお店を紹介してくれるのやら……!
みなさま、乞うご期待!

取材・文・写真:ロマン

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